第27回福岡日豪協会中高生ホームステイ交流のご報告

開催:2019年7月21日~2019年8月 4日

今年で第27回目となるホームステイ交流プログラムでは、九州の高校から5名の生徒さんが参加し、夏休みの2週間にわたってオーストラリア・ビクトリア州に滞在しながら家庭生活や学校生活を体験しました。

参加者たちの感想文はこちら

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福岡空港から出発。「行ってきます!」

 

7月22日:メルボルン観光およびメルボルン大学のキャンパスツアー

初日は自然と芸術の街―メルボルンを散策しました。セントパトリック大聖堂の雄大な建築やフィッツロイ公園に移築された英国人海洋探検家キャプテン・クックの生家を見ながら、歴史に思いを馳せました。また、オーストラリア最古の美術館であるビクトリア国立美術館では、ヨーロッパ、アジアなどの常設作品のほか、日本の陶磁器の特別展もあり、見応え満点でした。

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 セントパトリック大聖堂 
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 フィッツロイ公園内のキャプテン・クックの生家 
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 ビクトリア国立美術館 

 

同日の午後は、ビクトリア州豪日協会のご協力の下、メルボルン大学のキャンパスツアーに参加しました。イギリス建築の影響を感じる校舎を見て歩きながら、大学職員のスティーフンさんによるユーモア溢れる案内に、みんなは興味津々に聞き入っていました。その後の大学生との交流会では、日本語と英語を混ぜながら、日本とオーストラリアの学校生活などについてディスカッションしました。最初は緊張していましたが、どんどん会話が弾み、日本から持ってきたカルタをみんなで楽しみました。

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 メルボルン大学キャンパスツアー 
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 大学生との交流会 

 

7月23日:グレートオーシャンを経てウォーナンブールへ

翌日、メルボルンから西に260km離れたウォーナンブールへ。道中はグレートオーシャンロードの景観も楽しながらバスで走り、いよいよ受入校であるブラウワー・カレッジに到着しました。教員や生徒たちに温かく迎えられ、ホストファミリーとも初対面。緊張しながらも笑顔で挨拶し、一緒に帰宅しました。

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グレートオーシャンロード
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ブラウワー・カレッジにてホスト生徒と対面

 

7月24日~8月1日:ウォーナンブールにてホームステイ

翌日から生徒たちはホスト生徒と一緒に登校し、学校生活を体験。英語でのコミュニケーションに苦労をしながらも、クラスメイトとのディスカッションやチームワークを重ねるうちに、リラックスして学校生活を楽しめるようになりました。廊下を歩くときには現地の生徒とフランクに声をかけあったりと、次第に学校生活に溶け込んでいきました。

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日本語クラス
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木工クラス
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アートクラス
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調理クラス

 

ホスト生徒と一緒に市内ツアーに出かけた日には、200年以上前のウォーナンブールの街を再現したフラグスタッフ・ヒルを訪れたり、タワーヒルの豊かな自然の中でピクニックを楽しんだりしました。ローガンズ・ビーチでは、親子のクジラを目撃する幸運も!また、市庁舎を訪問し、市議会議員の方々とアフターヌーンティーを楽しみながら交流しました。

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フラグスタッフ・ヒル
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タワーヒル ローガンズ・ビーチ
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市庁舎訪問  

あっという間にホームステイの最終日がやってきました。学校の図書館で行われたお別れの会「フェアウェルパーティー」では、ホストファミリーの皆さんにも集まっていただき、ホームステイ参加の生徒たちから感謝を込めたスピーチが発表されました。ドキドキしながらも、悔いのないように気持ちを伝えたい。そんな思いで一生懸命発表する生徒たちをファミリーの皆さんは温かく見守ってくれました。

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フェアウェルパーティー

 

8月2日~3日:メルボルンを経てシドニーへ移動後シドニー観光

8月2日はメルボルン経由でシドニーに移動。最終日のシドニー観光では、オペラハウスやハーバーブリッジ、セントメアリ大聖堂の迫力を間近で感じ、みんな大興奮。また海に隣接した遊園地であるルナパークや活気溢れるローカルのマーケットなども散策しました。

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ペラハウス ハーバーブリッジ
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セントメアリ大聖堂 ルナパークの入口にて

 

以上、2週間の国際文化交流でしたが、参加者の皆さんにとって、見聞が広がり将来につながる何かのきっかけとなったら幸いです。最後に、ブラウワー・カレッジの先生方や生徒、ホストファミリーの皆さま、メルボルン大学訪問を実現させてくださったビクトリア州豪日協会と大学の皆さまに心より感謝申し上げます。

今後ともホームステイ交流プログラムへのご支援・ご協力をよろしくお願い申し上げます。

 

参加者からの感想

(学年は参加当時のものです)

高津さん(高校2年生)


ホストファミリーが私の話に真剣に耳を傾けてくれたので、自信を持って話すことができました。ホームシックにもならず、存分に現地の生活を楽しむことができました。学校ではアボリジニーの絵画技法を習ったり、遊びの文化に触れたりと、新しいことにチャレンジする楽しさを味わいました。将来、もっと英語が話せるようになってオーストラリアに行き、ホストファミリーと再会したいです。今回体験したこと、出会った人たち、全てが大切な宝物です。

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永田さん(高校2年生)


ホームステイ先は親切で常に笑顔という心地の良い家庭で、本当の家族のように私を受け入れてくれました。ウォーナンブールの小学校を訪問した時は、大好きなバスケットボールを教えたりして楽しかったです。英語で話すのは難しいですが、相手の目を見て笑顔で話し、分からない時は素直に分からないと伝えるようにしました。今回の素晴らしい思い出やたくさんの出会いを忘れずに、将来の夢であるキャビンアテンダントの実現に繋げていけるように頑張ります!

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高梨さん(高校1年生)


中学校の時にホームステイの経験があり、ホストファミリーとなかなか話せず悔しい思いをしましたが、今回は自分から積極的に話しかけた結果、不安がなくなり、心からホームステイを楽しむようになりました。学校では、チームメイトと助け合いながら料理を作ったり、苦手と思っていた木工作業でも、先生に教えてもらいながら作品を完成して達成感がありました。今回身に付けた英語を将来活かしていきたいと思います。

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長谷川さん(高校1年生)


初めての海外でしたが、オーストラリアの素晴らしいところをたくさん発見し、現地の人々の優しくオープンマインドな⼈柄に学ぶことが多くありました。ホストファミリーは大らかで愉快な方々で、一緒にいるととても楽しく、あっという間に10日間が経った気がします。僕は高校のカルタ部に所属していますが、今回メルボルン大学生やブラウワー生徒にカルタを教えました。カルタを広めることで日本の文化を発信することができてとても嬉しかったです。

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吉丸さん(高校1年生)


ホームステイ中は、分かる単語でとにかく話してみたり、ジェスチャーをしたりして伝えようとしました。その結果、会話がどんどん広がり、ますます楽しくなってきました。オーストラリアでは生徒と先生の間がとてもフレンドリーなことにびっくりしました。数学の授業では、数学の記号が共通なので、現地の生徒に教えてあげることもできました。今回の滞在を通してさらに外国に興味を持つようになったので、これからも異なる文化に触れる機会があったらチャレンジしたいと思います。

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