2022年度 オーストラリア訪問団派遣ご報告

2022.09.09更新

 2022年 8月20日(土)~28日(日)、当協会において3年ぶりとなるオーストラリア訪問団を派遣いたしました。

今回の訪問団派遣は、カウラ市、ニューサウスウェールズ州政府、ビクトリア州政府への表敬訪問に加え、コロナ禍の中、閉園を余儀なくされていたカウラ日本庭園の再開後の視察や、当協会の会員である川崎重工業様が、現地政府などと共同で進めていたカーボンネットプロジェクトの一環である水素液化施設等の視察、さらに、新型コロナウイルスの影響により、2020年より中止をしているホームステイ事業提携校のブラウワーカレッジの訪問などを行いました。

訪問団一行は、羽田空港出発後、シドニー空港に到着し、まずカウラ市へ向かいました

カウラ市では、カウラ市長、副市長をはじめ、市議の皆様、カウラブレイクアウトアソシエーションの皆様、また、カウラ日本庭園の理事の皆様方との懇談の後、日本人墓地、慰霊碑への献花式を行いました。
カウラ市訪問にあたり、ナガクラ基金様には多大なるご尽力をいただきました。心より感謝申し上げます。


8月21日 カウラ日本庭園                              カウラ戦争墓地                               献花式の様子

シドニーでは、ニューサウスウェルズ州政府を表敬訪問し、カーボンニュートラルに関するお話を伺いました。プレゼンテーション後は活発な意見交換が行われました。


8月22日 ニューサウスウェールズ州政府プレゼンテーションの様子

メルボルンでは、ビクトリア州政府を訪問し、環境やエネルギーについてお話を伺いました。皆様非常に熱心に耳を傾けており、予定していた時間を延長しての意見交換となりました。

ホームステイ事業の提携校である、ブラウワーカレッジでは、副校長はじめ、日本語クラスの先生や、生徒代表が出迎えてくれ、手厚い歓迎を受けました。


8月24日 ブラウワーカレッジ訪問

川崎重工業様のご案内により、次世代エネルギーとして注目されている、水素関連施設を視察。オーストラリアでは日本の企業と共に、褐炭から水素を製造、さらにその水素を液化して輸出するというプロジェクトを開始し、実証試験を無事に成功させています。オーストラリアに豊富にある褐炭は、水素エネルギーの最大のデメリットであるコストを下げ、安定した供給を可能にすると言われています。


8月26日 ラトローブバレー 水素関連施設と炭田

                             ヘイスティングス港 液化水素積荷基地

その他、シドニーでは有名なオペラハウスを見学したり、メルボルンでは、オーストラリア最古の保存鉄道、パッフィンビリーに乗車したりと、オーストラリアを肌で感じる良い体験となりました。

  
オペラハウスとハーバーブリッジ       メルボルン市内   
          

 
パッフィンビリー鉄道

今回の訪問に際し、在大阪オーストラリア総領事館、ニューサウスウェールズ州政府、ビクトリア州政府の皆様をはじめ、カウラ市、ブラウワーカレッジの皆様には大変お世話になりありがとうございました。また、会員企業の川崎重工業様には水素関連施設訪問対応、日本航空様には飛行機での移動や、空港でのサポート、旅行の手配や現地でのサポートに関しては九電産業様に多大なるご尽力をいただきました。心から感謝申し上げます。協会としても今回の訪問を糧に、日豪両国の経済文化交流の促進に向けて努力してまいりますので、引き続きのご支援・ご協力をお願い申し上げます。

 

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